セミナー部会 「Askar Zhussupbekov教授による特別セミナー」開催のご案内
主催:公益社団法人 地盤工学会中部支部
名城大学自然災害リスク軽減研究センター
地盤工学会中部支部では,月1回程度のペースで見学会・実習やセミナーを開催しています。この度,国際地盤工学会の元副会長,カザフスタン地盤工学会会長であるAskar Zhussupbekov教授(ユーラシア大学)を講師にお招きして,特別セミナーを開催することになりました.学生,若手,ベテラン会員まで,どうぞお気軽にご聴講ください.本セミナーは対面形式で行い,活発な意見・情報交換が行われる充実した場になることを期待しています.多くの方のご参加をお待ちしておりますので,奮ってご参加ください.
◆日 時: 令和6年5月13日(月) 16:00~17:30
◆場 所: 名城大学 天白キャンパス 研究実験棟ⅡR2-261多目的室
https://www.meijo-u.ac.jp/about/campus/tempaku.html
(地下鉄塩釜口1番出口から徒歩5分)
◆参加費: 無料
◆定 員: 80名
◆Title: The Experience of Geotechnical Construction and Testing of Piling Foundations of Megastructures on Problematical Soil Ground of Kazakhstan
◆演題: 中央アジア・カザフスタンの問題を抱えた地盤における大規模構造物の杭基礎の現場試験と地盤工学的建設の事例
◆Abstract: This lecture presents of the results of the geotechnical construction and testing of piling foundations of the Megastructures on problematical soil ground of (Abu-Dhabi Plaza, Expo-2017, LRT, BAKAD, International Hospitals in Petropavlovsk and Astana). A series of the static and dynamic piling tests, plate load tests, BDLT and PIT, Cross-hole investigations were carried out. The characteristics of difficulty soil mass associated with different layers were evaluated using numerical simulation as soil-structure interaction. The results show by graphically and also with analysis summarizing conclusions. This presentation will focus on the field applications of the megastructures on boring and driving piles on problematical soil ground of Kazakhstan. This lecture provides programs and results of piling tests with static and different of the six construction sites under difficulty soil conditions. This lecture included also information about new smart foundations (conical foundations) in seismic and undermining soil ground (model, field tests and also numerical analysis) as well. These applications are important for understanding of interaction of piles with problematical soil ground of Megastructures and smart foundations on seismic regions of Kazakhstan.
◆概 要: カザフスタンは1991年にソ連から独立した国家で,1997年にはアルマティから現在のアスタナに首都を移しました.山地に位置するアルマティは地震が多いものの,現在も経済の中心地の一つです.一方のアスタナは平原に位置し,日本人建築家の故黒田紀章氏の都市設計に基づいて現在も発展を続ける都市です.この講演では,カザフスタンのアスタナにおける超高層ビルやメトロ,エキスポ2017における建設,ならびにアルマティの環状道路,アスタナなどの国際病院の建設において,問題を抱えた地盤における場所打ち杭や打込杭の現場試験と地盤工学的建設の事例を紹介します.具体的には静的および動的な杭の載荷試験、平板載荷試験,衝撃載荷試験,杭の健全性試験,クロスホール調査などを実施し,数値シミュレーションによる評価も実施した結果を紹介します.
(英語によるご講演ですが,日本語要約する予定です.質疑応答なども通訳補助します.)
◆Speaker Profile
Prof. Askar Zhussupbekov
L.N. Gumilyov Eurasian National University (ENU, Kazakhstan)
Saint Petersburg State University of Architecture and Civil Engineering (SPBGASU, Russia)
Moscow State University of Civil Engineering (MGSU, Russia)
President of Kazakhstan Geotechnical Society
Vice President Asia, International Society of Soil Mecanich and Geotechnical Engineering (ISSMGE), 2010-2013
Chairman of 17ARC on Geotechnical Engineering in 2023, Astana, Kazakhstan.
Chair of TC 305 «Geotechnical Infrastructure for Megacities and New Capitals» of ISSMGE
Ph. Degree from SPBGASU, 1985, Diploma of Civil Engineering from SPBGASU, 1977
◆講演者紹介
アスカール ユースプベコフ教授
ユーラシア大学教授,サンクトペテルブルク建築土木大学教授,モスクワ土木大学教授
カザフスタン地盤工学会会長,元国際地盤工学会副会長
国際地盤工学会第17回アジア地域会議代表,国際地盤工学会技術委員会TC305代表
博士(サンクトペテルブルク建築土木大学),サンクトペテルブルク建築土木大学卒業
◆申込方法:
○参加希望者は下記申込フォームに必要事項をご記入いただき、お申し込みください。ご登録のメールアドレスに入力内容についての返信メールを自動送信いたしますので、内容をご確認ください。
セミナー申込フォーム
○参加証は送付いたしません。自動送信させていただきますメール内容をプリントアウトいただき、セミナー当日に受付にお持ち下さい。
○複数名のお申し込みの際は、お手数をおかけいたしますが再度入力下さいますようお願い致します。
○キャンセル、送信内容についてのお問い合わせは事務局(TEL:052-222-3747 e-mail:jibanchu@jeans.ocn.ne.jp)までお願いいたします。
◆申込期限:令和6年5月9日(木)
◆CPDポイント、受講証明書、領収書の発行:
○G-CPDポイント数:1.5(予定)
○建設系CPD協議会加盟の団体所属の方で,ご所属団体のCPD受講証明書書式が必要な場合は,
ご所属先団体の書式に必要事項をご記入の上,当日ご持参ください.建設系CPD協議会加盟団体
CPD申請書・受講証明書は当方にて準備いたします。
○受講証明書の申請者情報欄ご記入の上、登録先の団体に申請ください。
※注意:建設系CPD協議会加盟の団体においては、行事で得たCPDポイントの相互付与に関して、団体により異なる取扱いをされることがあります。地盤工学会の行事で得たG-CPDポイントを他団体へポイント登録を申請される方は、その団体におけるCPDポイントの登録運営規則を確認されたうえで申請されるようお願いします。
◆問合せ先:公益社団法人 地盤工学会中部支部
〒460-0008 名古屋市中区栄二丁目9番26号ポーラビル8F
電話: 052-222-3747 FAX: 052-222-3773
E-mail: jibanchu@jeans.ocn.ne.jp