第19回調査・設計・施工技術報告会 開催報告
開催日時 | : |
2010年6月11日(金) |
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参加人数 | : |
141名 |
会 場 | : |
名城大学(天白キャンパス) 名城ホール |
【技術報告】
シンポジウム当日は141名の方に参加いただいて活発な討議が繰り広げられ,非常に盛況な技術報告会となりました.ありがとうございました.現場での生の声,工夫したり,苦労したりした調査・設計・施工の内容は,技術者の皆さんの関心ごとであり,有益な情報交換の場となりました.
【特別講演】
特別講演は「生物多様性条約第10回締結国会議(COP10)」が開催されることを踏まえて,名古屋市環境局顧問・COP10支援実行委員会事務局総括参与の加藤正嗣氏による「自然の助けを借りる知恵 ― 生物多様性条約COP10とまちづくり」をテーマとしてご講演をいただきました.本講演は,支援実行委員会よりCOP10パートナーシップ事業としての認定を受けており,産・官・学(学生を含む)の会員及び一般参加を含めて約150名の聴講がありました. ご講演では,「生物多様性」について、現在の世界や日本が直面している危機、悩みから始まり、その必要性、都市作りとの関わり等、具体例を挙げてお話し頂きました。人工的なインフラによって安全快適な都市環境を確保するといった「力業(ちからわざ)」にのみ頼るのではなく,「自然の助け」を素直に借りる必要性が高まっていることをご説明頂きました.また,地形・地質・水系に素直な土地利用を行うこと(適材適所)により,多様な生物の網の目を強化・活用することが持続可能な都市作りに繋がることを述べられ,社会基盤に携わる技術者・研究者らが,それぞれの活動の中で実行して行かなければならない理念,考える視点,取り組む姿勢についてのお話し頂きました.さらに,質疑応答においても,若手に対して,物事への取り組む姿勢についての示唆も頂きました.聴講者からは,わかりやすく,感銘を受けた講演であったとの好評を得ました.
【懇親会】
技術報告会後の懇親会も40名におよぶ参加者が楽しく懇談いたしました.多くの人が集まり,活気のある会は,元気をもらうことができます.
前田部会長(名工大)による開会挨拶 |
渡邊和重幹事長(国土交通省)による開会のご挨拶 |
伊藤重和氏(東邦地水)による閉会のご挨拶 |
熱心なご発表 |
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活発な質問 |
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丁寧で率直な応答 |
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加藤氏のご紹介 |
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ご講演の様子 |
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学生からも質問がとびだす |
質問に熱心にお答え頂く様子 |
主催:(社)地盤工学会中部支部
共催:中部地質調査業協会
(社)建設コンサルタンツ協会中部支部
地盤工学会中部支部では,中部地質調査業協会と(社)建設コンサルタンツ協会中部支部との共催で,地盤工学における調査・設計・施工技術に関する報告会を実施いたします。この報告会は,調査・設計・施工の過程で生じる地盤工学的諸問題とその対策事例について実務レベルでの情報交換の場と位置付けています。官公庁,コンサルタンツ,建設業,研究・教育機関など各分野からの多数の方々がご参加くださいますようご案内申し上げます。
CPDポイント:5・5
プログラムはこちら
申込方法:
参加ご希望の方は,氏名 所属 連絡先(参加証送付先・電話・FAX・E-mail)会員・特別法人会員・非会員の別 懇親会の参加・不参加の別を以下の参加登録フォームに明記し,参加費の振込の控えを添付して、下記までFAXまたはE-mailにてお申し込みください(現金書留でも受付けます)。折り返し参加証と領収書を郵送いたします。
*懇親会参加ご希望の方は、懇親会参加費も合算してお振り込みください。
■ 参加登録フォームはこちら
地盤工学会以外の建設系CPD協議会加盟の団体所属の方で受講証明書が必要な場合は、
http://cpd-ccesa.org/unit_assent.php よりダウンロードし、必要事項をご記入の上、当日お持ちください。
参加申込された方には論文閲覧用のパスワードが発行されます。ダウンロードのページから特別講演会講演資料および報告論文をご覧ください。
論文のダウンロード
問合先:
(社)地盤工学会中部支部
〒460-0008 名古屋市中区栄二丁目9番26号ポーラビル8F
電話 052-222-3747
FAX 052-222-3773
E-mail jibanchu@jeans.ocn.ne.jp
参加費振込先: 三井住友銀行名古屋支店 普通口座0921947 (社)地盤工学会中部支部
申込締切:5月28日(金)
※ 会場へは公共交通機関をご利用ください。
※ プログラム等若干の変更がある場合がございます。