支部長あいさつ

平成25年度 支部長あいさつ

平成25年度 支部長 張峰

 私達を取り巻く建設経済環境は,しばらくの政治や経済の停滞もあり,政府名目建設投資額は,平成24年度で18.0兆円と,阪神大震災が発生しました平成7年度の35.2兆円と比較しましても,その減少が顕著です.これらのことから,長らく,私達地盤工学会会員の周囲にも閉塞感が覆っていたように思います.

 一方,2011年の3.11東北大震災後も,2011年の12号台風による三重県の災害などにみられるように,台風・豪雨などに起因する自然災害が相次いで発生し,その被害は,国民の生活を不安にする事態を引き起こしています.また,近い将来では,南海トラフ大地震の発生が懸念されており,我が国が,災害多発国であることを教示しています.

 これらに対して,昨年末の国政選挙で政権交代となり,デフレ脱却のための積極的な公共投資が計画され,やっと長い低迷から脱却できそうな「明るい」雰囲気が出て参りました.特に高齢化する社会資本への対応など,「国土強靱化」の必要性が各方面から指摘されています.以上のことから,公益社団法人地盤工学会の果たすべき役割は高まってきていると考えます.

 私達の多くの先輩方は,明治維新を経て,近代国家の建設に邁進した時代から今日に至るまで,社会資本整備に関する多くの技術と運営に関するノウハウを蓄積してきました.そこでみられるのは,近代国家としての日本を支えるために,自ら国家の一分野を担う気概を持って,各々の学問や専門的事象に取り組む明治期特有の人間像であると思います.この気概をもう一度,私達の心に取り戻し,社会に貢献したいと考えています.

 最後に,支部長を拝命して,着手したいことがいくつかあります.企画委員会・運営委員会で十分議論し,評議員会・幹事会を通じ,支部会員を巻き込んで実行したいと思います.構想段階ですが,3項目について紹介します.これらを通じて,中部支部の活性化に貢献して参ります.どうぞよろしくお願い申し上げます.
 1. 中部地区学協会の連携化
   (中部地域の連携を強めて,お互いの学協会の企画にそれぞれの学協会員が参画する)
 2. 支部財政の健全化維持
   (会費収入の減少が継続していますが,収支バランスのとれた財政を維持する)
 3. 熟練会員の定年後の会員継続化
   (定年になっても会員を継続してもらえる施策の計画・実行)



地盤工学会中部支部
 支部長 坪田 邦治 (中部土質試験協同組合 理事長)

平成25年度 支部長あいさつ

平成24年度 支部長 張峰

 地盤工学会が設立してから今年で55年となりました。土木工学は全ての工学分野の中でもっとも歴史のある工学であると言われていますが、その基礎となるものは地盤です。 社会インフラはすべて地盤の上、あるいは地盤の中に作られていることから、地盤工学が文明社会の基盤と言っても過言ではありません。同時に、地盤工学は自然災害と一番密接な関係にある工学でもあります。
 近頃よく耳にするのは、インフラへの投資が年々減る中、地盤工学会の会員数も年々減少しており、このままでは学会の存続も危ぶまれる,といった言葉でした。 なるほど会員数は減少している傾向が見られますが、逆の見方を持ってもいいかもしれません。
 確かに高度成長期から始まった巨大プロジェクトの推進で、地盤工学に関わる諸問題が数多く解決されてきました。地盤工学の理論だけでなく、調査・設計・施工の技術が飛躍的に進歩したことも事実です。 また、災害が発生するたびに、防災・減災の知識と技術が蓄積されてきました。しかし、これで地盤工学がこれ以上発展しなくてもよいところまできた、あるいは地盤工学の重要性が薄れてきた、という訳ではありません。
 中部地域は日本の主要産業集積地でありながら、広域低平地である濃尾平野を有しており、加えて様々な軟弱地盤問題を抱えています。 また、東海・東南海・南海3連動巨大地震や、伊勢湾台風並の巨大風水害、あるいは3.11東日本大震災で発生した日本地震観測史上最大の地震によって引き起こされた巨大津波など、「広域」、「大規模」かつ「破滅的」な破壊力を持つ巨大自然災害に常に直面しています。
 災害に強い、環境に優しい、より高度な文明社会が持つべき社会インフラの整備は、今後も地盤工学の最重要課題であることは変わりがありません。他の先進国に比べ、自然災害が多い日本においては、社会インフラ整備への投資の割合が高くなることは、きわめて自然であるように思います。 この意味では、地盤工学が果たすべき役割は非常に重要です。地域社会への貢献ができるような活動を積極的に展開していくことは、地盤工学会中部支部の目標であり、会員皆様のご支援、ご協力を賜りながら、取り組んでいく所存であります。どうぞよろしくお願い申し上げます。



地盤工学会中部支部
 支部長 張 峰 (名古屋工業大学 高度防災工学センター 教授 センター長)

平成23年度 支部長あいさつ

まずはじめに、先月11日の東日本大震災により、お亡くなりのなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災されました方々に対し、心からお見舞いを申し上げます。

今年で54年目となる歴史ある地盤工学会 平成23年度中部支部長を仰せつかりました、中日本高速道路竃シ古屋支社長の猪熊です。 前年度は、支部長の国土交通省中部地方整備局副局長であります岩立様をはじめ、事務局役員の皆様には多大なご尽力を頂き御苦労さまでした。
平成23年4月現在、個人会員779名、特別会員81機関で構成されています中部支部は、『中部国際空港』や『新東名・新名神』などビックプロジェクト推進に地盤工学的問題を解決してまいりましたが、 中部地方は濃尾平野南部を始めとする広大な軟弱地盤も抱えており、今後予想されている東海・東南海地震に対しても地盤工学的技術が必要とされております。

東日本大震災では、日本の地震観測史上最大のマグネチュード9.0、大津波により「広域」、「大規模」かつ「破滅的」な被害を受けました。
この大震災を受け、土木学会、地盤工学会、日本都市計画学会は共同緊急声明の中で「自然の脅威に畏れの念を持ち、 ハードのみなならずソフトも組合せた対応が重要であると確認すべき。」と提言しております。
交通の要所として、またモノづくりの拠点として位置づけられている中部地域としては、予見されている東海・東南海地震の被災最小化となるハート・ソフトを組合せた社会基盤整備が必要不可欠であり、 地盤工学会中部支部が果たす役割は非常に重要であると考えます。

このような重要な役割を担い、中部支部の更なる発展、ならびに地域社会への貢献ができるような活動を、微力ながら取り組んでいく所存でありますので、 会員皆様のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げまして、新任挨拶をさせていただきます。

地盤工学会中部支部
 支部長 猪熊康夫 (中日本高速道路竃シ古屋支社長)

平成21年度 支部長あいさつ

平成21年度 支部長 板橋一雄

地盤工学会は創立60周年を迎えましたが、中部支部にとっての2009年は、東海地方に未曾有の被害をもたらしました伊勢湾台風が来襲して50周年の節目の年でもあります。そのため、中部地方では学会員はもとより、一般市民の間でも防災の機運が高まる中、今年もすでに日本各地で集中豪雨による地盤災害が頻発しております。
また、毎年のように大きな地震災害も発生し、地盤防災に関して考えただけでも、地盤工学会が果たすべき役割と責任は益々大きくなっております。

その役割を一般市民の皆さんへお伝えすることも、公益法人を目指す地盤工学会として重要な活動でありますが、地盤工学会中部支部では、学会創立60周年記念事業の一環として、市民見学会『木曽三川治水史跡めぐり』を10月に開催し、この地で水害と闘ってきた先人の知恵と偉業を、小学生以上の一般の方々に広く知っていただこうと考えております。
一方、地盤工学会中部支部の前身である土質工学会中部支部のよる『最新名古屋地盤図』の初版発刊からすでに 20年以上が経過しておりますが、最新データをとりいれました『最新名古屋地盤図(追補版)』の編集作業が現在大詰めを迎えています。それと同時に整備を進めております『地盤情報データベース』の公開もあわせまして、最新かつ正確な地盤情報を提供することを通じて、着実な社会貢献をしてゆきたいと考えております。その他、中部地盤工学シンポジウム、調査・設計・施工技術報告会、地盤工学セミナー、各種研究会活動、若手技術者のネットワーク作りなど、産官学の会員が一丸となった活発な活動を中部支部では展開しております。
今後とも、会員の皆様のご協力・ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

地盤工学会中部支部
 支部長 板橋一雄 (名城大学常勤理事)

平成20年度 支部長あいさつ

平成20年度 支部長 渋木雅良

社団法人 地盤工学会中部支部 支部長の渋木雅良です。

中部支部は平成19年に50周年を迎えましたが、その翌年の平成20年4月、全国でも初めて、地質調査業協会として、平成20年度中部支部長、副支部長、事務局を中部地質調査業協会がお引き受けいたしました。

それから早1年が経過しようとしています。
平成20年度は、中部支部50周年を機に、支部会員の確保と活動の活性化、支部財政の確保と健全化をテーマに、産官学連携のもと活発な学会活動を目指し、展開して参りましたが、逆風真っ只中の社会背景もあり、支部会員の確保には苦戦を強いられているところです。

このたびの中部支部のホームページ改定作業は、活発な学会活動の一環として、“外部への支部PR効果の強化”を意図したものです。まず、トップページの一新を図りました。
今後、中身も徐々に更新し、充実したホームページに発展させていきたいと考えております。

今後とも、(社)地盤工学会の中長期ビジョンの3領域である「技術者の資質向上」、「学術技術の進歩への貢献」、「社会への貢献」を意識しつつ、産官学一体となって活発な支部活動を展開して参りたいと考えておりますので、会員皆様のご協力・ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

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